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ニュースレター「KOKO」を公開しました!


【KOKOについて】

KOKOは、変わりゆく都市で暮らす人々のライフストーリーや、個人的な感情を記録するニュースレタープロジェクトです。


舞台はドイツ東部の街、ライプツィヒのアイゼンバーン通り。かつて「ドイツで最も危険な通り」と呼ばれたたこの場所は、安い家賃に惹かれた若者や移民が集まり、ここ数年で活気のある通りへと変貌しました。一方で、アルコールやドラックの問題、家賃上昇や低所得者の排除など、さまざまな問題に直面しています。


私たちがこの街で3年ほど暮らすなかで、都市の急激な変化に翻弄されながらも、一定のペースでどこか飄々と生きている人たちに出会ってきました。KOKOは、そうした人々のインタビューを通じて、この街の自由で奇妙なダイナミズムを捉えようとする試みです。


【配信登録】

ニュースレターの登録はこちらから。配信は3月から、2週間に1回のペースを予定しています。


https://seasonspress.beehiiv.com   (日本語)

https://koko-de.beehiiv.com (ドイツ語)

1. February 2025

VOLUMES Art Publishing Days / 26 - 27 November 2022

VOLUMES Art Publishing Days, Zurich, 26 - 27 November 2022

https://www.volumeszurich.ch/ 

Seiffen / 22-24 October 2022

ドイツ東部エルツ地方のザイフェンへ取材に行きました。

ザイフェンは、チェコ共和国との国境にもほど近い山間の村で、くるみ割り人形をはじめとする木製おもちゃの産地として有名です。

午前中にライプツィヒを出発し、ケムニッツ→フライベルク→ザイフェンと、電車とバスを乗り継いで約4時間。村に到着すると、おもちゃ工房やおもちゃ屋さんが通り沿いにいくつも並び、歩いているだけでも幸せいっぱいになりました。

直売をしている小さな工房も多くあり、インターホンを押すと中に入れてもらえます。実際に作っているところを見られたり、おもちゃを製作者から直接購入できるので、工房探訪はとってもおすすめです。

2022年 10月 22 - 24日 

SUPER BLOCKS Leipzig / 22 September 2022

22 September 2022

We have a table at the SUPER BLOCKS Leipzig!

Venue: Hildegard-/Ludwigstraße, Leipzig

9月頭に参加したColditzのマーケットで、SUPER BLOCKSのオーガナイズをしているArianneと出会いました。彼女たちが実施しているイベントで出店しないかとお誘いをもらい、参加することに。

SUPER BLOCKSは、都市空間をもっと自分たちの心地よい場所にしようという活動で、イベント期間中は通りの一部を車が通れないように封鎖します。そこに植物や子どもの遊び場、コーヒースタンドなどが登場し、上映会やコンサート、ディスカッションなどを行って、自分たちが住んでいる街をどうしていきたいか、改めて考えるきっかけを提供しているのです。

今回SUPER BLOCKSが行われたのは、かつて「ドイツで最も危険な通り」といわれたアイゼンバーン通りの一本北の通りである、ルートヴィヒ通り周辺。ちなみにアイゼンバーン通りは、現在ではケバブ屋やアラブ系スーパーなどが並ぶ中に、若者向けのおしゃれなショップやカフェが混在する、マルチカルチャーで魅力的な通りになっています。

そうした背景もあって、イベントに訪れる人もさまざまな人種や国籍、年代の人が入り混じっていました。普段はアートマーケットやブックフェアに出店することが多いので、子どもたちや近所の人たちの率直なリアクションを見ることができて面白かったです。

特に嬉しかったのは、子どものお客さんが多かったこと。通りで遊んでいた子どもたちが、私たちの陶器の本や紙のおもちゃを見て長らく立ち止まってくれたり、親にねだって買ってもらってくれたり……(笑)中には、私たちのBaked Pagesの絵柄を一つひとつ見ながら「ピザみたい」、「鳥みたい」と空想してくれる子もいて、なんだか感動しました。

Kulturmarkt Colditz / 3 September 2022

3 September 2022

Venue: Marktplatz Colditz

ライプツィヒでアーティスト・イン・レジデンスPilotenkücheを運営しているJulianneのお誘いで、コルディッツというザクセン州の小さな町のマーケットに出店しました。

コルディッツはDDR時代には陶器の名産地として知られていましたが、現在は一つも陶芸工房が残っていないそう。Julianneたちはこの地域で古い家を購入してアートプロジェクトをやっており、今回のマーケットもその一環として開催されました。

私たちの隣のブースはおばあちゃんたちの編み物クラブだったり、ステージでは土着的なバンド演奏があったりと、普段なかなか味わうことのできない雰囲気のマーケットでした。

Zinefest Leipzig vol.2 / 25 June 2022

25 June 2022

We have a table at the Zine Fest Leipzig!

Venue: Das Japanische Haus, Eisenbahnstr.113b, Leipzig

私たちが日頃からよく遊びに行っているライプツィヒのフリースペース「日本の家」。そこで出会った友人たちがZINEのフェスティバルを企画しており、この度参加させてもらいました。

もともとZINEの販売ブースは「日本の家」の裏庭に設置される予定でしたが、天候が不安定だったことからGarage Ostという近くの別の会場で実施することに。リノベーション中でありながら大きな窓がある開放的な会場で、ライプツィヒのオルタナティブスペースのポテンシャルを感じました。

当日はライプツィヒをはじめ、ドイツ各地の個性的なZINEや作品が集まっていて、新しい交流も生まれました。私たちが住んでいるライプツィヒ東部エリアで出店するのは初めてで、とても楽しかったです。

Zinefestチームの皆さん、ありがとうございました!(Photo: Yukiko Tanno)

It's a book. / 19 March 2022

19 March 2022

We have a table at the It's a book.

Venue: Hochschule für Grafik und Buchkunst (HGB), Wächterstraße 11, Leipzig

www.itsabook.de

ドイツに引っ越してきてから、そしてコロナ禍の影響もあって、長らくSEA SONS PRESSとしてフェアなどに出店する機会の少なかった私たち。

ある日、ライプツィヒにある美術大学HGBにたまたま卒業生展示を見に行ったところ、「It's a book.」というアートブックフェアのポスターを見つけました。よくよく見てみると、出店者の募集締め切りが3日後! これは何かの縁だと慌てて応募してみたところ、運良く出店できることになりました。

当日は70以上のドイツ国内外のアート系出版社が集合。会場が地元の美術大学ということもあり、個性豊かな人々が集まりつつ、独特のアットホームな雰囲気でした。


SEA SONS PRESSも新参者ながら、温かく迎え入れてもらい、多くの人に興味を持って見てもらえて嬉しかったです。(Photo: Yukiko Tanno)